ちは
gVimを触った時の備忘録です。
やりたいこと
参考
Vim入門書です。
gvimとは
vimなのにマウスでポチポチ操作することも出来るので, 初めてvimを使ってみたい人にもおススメです。
オリジナル
www.vim.org
環境
ここでは日本人用に最適化されたgvimを使用します。
KaoriYaさんでコンパイル済みバイナリが配布されています。
www.kaoriya.net
最終形態
この記事の設定を適用するとこうなります。
設定前
設定後
設定項目
雑にメモ
utf-8
switches/catalog のフォルダにある utf-8.vim を switches/enabled にコピーすると utf-8 に対応するらしいです。
scriptencoding utf-8
を .gvimrc に記述してもいけそう(?)
フォント変更
gvimの標準フォントはMS_GothicですがConsolasに変更します。
:set guifont=Consolas:h12
:set guifontwide=Consolas:h12
変更してから :h tutor
でフォントを確認すると表示が崩れていました。
全角文字だけMS_Gothicにしたらいい感じになりました。
:set guifontwide=MS_Gothic:h12
renderoptions
文字の描画方法についてです。
renderoptions の設定のしかた によるとガンマレベルやアンチエイリアスの設定などが出来るようです。
自分はこだわりがないのでrenmodeだけおススメ設定にしました。
renmodeは[1,6]の範囲で設定でき,1から順にフォントが太くなります。
:set rop=type:directx,renmode:5
ダイグラフ(digraph)
.vimrcを.gvimrcに移植していた時にダイグラフ関係のエラーが出ました。
E474: 無効な引数です: listchars=eol:↓,tab:»-,trail:_
digraph - Vim日本語ドキュメント によるとマルチバイト文字の「↓」が問題ぽいです。
bashなどが使える環境なら
setenv LC_CTYPE en_US.utf8
を.bashrcなどに記述することで黙らせる事が出来ますが,
gvimではこの技は使えなさそう(?)
全角記号が入っているのも気持ち悪いので,
おとなしく標準ダイグラフの「¿」に変更しました。
set listchars=eol:¿,tab:»-,trail:_
encoding関係を頑張ればマルチバイトもいけるはず...
(補足)
:source .gvimrc
で再読み込みすると上記エラーが出ますが,
再読み込みしなければエラー無く普通に「↓」が表示されました。
よくわからない。
ツールバーを非表示
guioptions を設定すれば色々非表示に出来そうです。
メニューバー
:set guioptions-=m
ツールバー
:set guioptions-=T
スクロールバー
:set guioptions-=r
:set guioptions-=R
:set guioptions-=l
:set guioptions-=L
:set guioptions-=b
まとめて設定できる方法はわかりませんでした。
:set guioptions-=mTrRlLb
ではダメっぽい(?)
起動時のウィンドウサイズ
標準だと正方形で使いにくかったので修正しました。
:set columns=125
:set lines=25
.gvimrc
.vimrcにif has('gui_running')
を定義して,そこに記述しておくのが良さそうですが,GUI関係の設定は.gvimrcでしか読まれないっぽいです。
.vimrcを.gvimrcとしてシンボリックリンク張れば読めるので,
新しく.gvimrcを作成するよりかは楽だと思う。
まあ,Windowsだとシンボリックリンク張るよりはコピペすることになると思うけど。
基本的には上記の設定を.vimrcに記述しただけ。
雑にgvim用のcolorschemeとlistcharsを再定義しているのは内緒。
あと,ファイルの意味を考えるとGUIに関する設定は.gvimrc, vimに関する設定は.vimrcに記述して住み分けするのが良さそう。
まとめ
gvimはインストール不要なのでvimがインストールされていない環境では役に立つかも。
(そんな環境でフリーソフトが利用できるのかは別の話)